日本人留学生、ホストファミリーにお金盗まれる

'申したてによると、ホームステイホストが $1200 取った'

CALGARY HERALD / October 26, 2000 / B7 (CITY) より
記者:Jeremy Hainsworth

日本人留学生(仮称Kさん)は、カナダの思い出はホストファミリーが彼から $1200 盗む事によって傷つけられたと言う。「とても悲しく、がっかりした。ホストファミリーを信頼していたのに。 今回が初めての海外なのに。」

Kさんは24才、カルガリー市街地の Canadian Conversatrion Institute (CCI)(注:現在はCCC)で 英語を10週間学んでいる。彼はこの土曜日(10/28)に帰国する。彼はホストファミリー宅 (カルガリー南西部)の地下室に住んでおり、スーツケースの中に日本円で $1200 分のお金を置いていた。 彼は10月6日にお金が無くなっている事に気が付いた。

次の日、ホストファミリー(窓清掃業)はお金を取った事を認めたが、 ホストファミリーはお金を使ってしまっていたとKさんは話す。 その時ホストファミリーは「全額返します」と言った。

10月9日までにお金が返却されなかったので、Kさんは警察を呼んだ。 「これもまた私のミスだった」とKさんは言う。彼はスーツケースにお金を置いておくべきではなかった。

さらに、申したてによると、トラベラーズチェックの $300 も取られており、すでに換金されているという。

警察は、ホストファミリーは10月13日と20日にお金を返還すると約束したが、姿を現さなかった、 と話す。ホストファミリーは姿を消したままであり、警察は追跡中である。 「ホストファミリーからお金を取り戻すよう努力している。ホストファミリーはまだ容疑者である。」 と警察は言う。彼が容疑者にどどまった場合、警察はホストファミリーの名前を公開しない。

Kさんは毎月 $600 ホームステイ費を払っている。Kさんは警察を呼んだ後で家を出ており、 10月分のホームステイ費も失うかもしれない。彼はすでに学校関係者や友達と住んでいる。

CCI (CCI には現在50人ほどの生徒がいる)総責任者 Jone Han は、 学校はホームステイを求める広告を出しているが、学校はホームステイの背景や犯罪履歴チェックを ほとんど行なっていない。最初の問題の兆候は生徒が動いた事だと総責任者は言う。 「学校は余計には払っていない、我々は彼らをホストファミリー関係からはずす。」

この事件は学校にとって悪く影響しないかもしれないが、カナダ・カルガリーや ホームステイコンセプトには悪く影響する。

だが、留学生を虐待する人々を止めるものは何もないのである。

Auther コメント

まだ犯人が捕まっていないため「申したてによると」という表現を用いているのは、 日本の報道に比べ正当性が保たれていると思う。日本の報道って断定してないのに、 決まったかのように書くからなぁ。

しかし、Kさんには気の毒だが、 あまりにも軽率な行動だったと思う。彼は今回が初めての海外と言う事だが、 現金や T/C をそのまま置いておくとは、まったくの非常識だと思う。 どれだけ日本が平和ボケしていて、そのまま海外に来ている人の象徴のような行動である。 留学という長期滞在なのだから、さまざまな事を想定して準備し、 対応できるようにしておかなければならないはずなのに。

しかし、彼はお金を取られたから帰るのだろうか?それとも留学期間が終わったから帰るのだろうか? この2つは大きな違いである。もし、前者なら、「あんたそんなんで帰るの?」の問いたい。 $1200(約9万円)は確かに大金であるが、この額は日本〜カナダの往復チケット程度。 いままで留学に使った金額を考えれば、この程度のお金を盗まれたぐらいで、 留学をあきらめるなんて非常にもったいない事だと思う。まあ、精神的なショックもあるだろうけど、 自分への戒め&防犯のお勉強代って考えればいいんじゃないかな。 私なら、そう考えて留まる事を選ぶけどね。もちろん学校やホームステイも変更するけど。 こういうのって、海外旅行保険で保証されるんじゃなかったっけ?

しかし、たかだか $1200 で姿くらますホストファミリ〜もなんだかなぁ。

続報1:'カルガリーの人々は日本人留学生を助けた'

CALGARY HERALD / October 28, 2000 / B4 (CITY) より
記者:Jeremy Hainsworth

カルガリーの人々は日本人留学生に心を開いた。この日本人留学生は10月始めにホストファミリーから $1200 を奪われている。Kさんは今日カルガリーを出発する。金曜日(10月27日)、 彼のクラスメイトはさよならパーティーを開いた。「みんなにはとても感謝している」と彼は言う。

Kさんはスーツケースの中に $1200 を入れていて、彼の部屋に置いていた。 彼盗難に気が付いたのは10月6日である。次の日、ホストファミリーは盗んだ事を認めている。

Kさんの悩みを聞いた後、人々は CCI に助けを要求した。加えて、CCI 総責任者はポケットマネーから $500 を彼に寄付した。

Kさんは、警察からはホストファミリー(現在行方不明)について何も聞いていない、と言う。

Auther コメント

事件の追加記事と思って読んでみたけど、大した事になってないのね。読んでみてがっかり。 容疑者もまだ捕まってないみたいだし。

結局、この留学生、帰っちゃうんだけど、 被害者がカナダ国内にいない場合、このホストファミリーって起訴されるのかな? なんか曖昧のまま、闇に葬られる気がしなくもないんだけど。

俺だったら、犯人が捕まり、裁判でどうなるか見届けてから帰りたいね。


メールはこちら♪
Last modified: Tue Sep 25 00:34:48 JST 2001